ヨドバシカメラの来店・購買促進の施策

 

ヨドバシカメラが全店で店内撮影可能

 

2016年3月18日の日経MJ新聞に、ヨドバシカメラが全店で店内撮影を解禁した記事が掲載されました。

同紙によりますと、商品の写真撮影をして、知人に相談したい、家で吟味して購入を検討したい、商品を買った喜びを報告したいなど、消費者のニーズに応えたとのことです。

 

業界の常識は世間の非常識、業界の非常識は世間の常識

 

ネットで調べますと、小売店では店内撮影を禁止というのが常識だそうです。

その理由として、価格情報や売り場づくりの情報が他店に漏れる、店頭販促などが真似をされる、という弊害があるからだそうです。

しかし、ヨドバシカメラは、そのような弊害があるにも関わらず、消費者ニーズに応えて、SNSへの写真投稿などを全店舗で解禁したのです。

 

「店内撮影ができる売り場」という施策の効果

 

この打つ手はどういう効果があるのでしょうか?

簡単に言ってしまえば、SNSを活用して買い物をしたい消費者の来店をヨドバシカメラで囲い込むことができます。

また、家電製品の価格が、ネット店舗と実店舗とで同じであることから、これら消費者はヨドバシカメラから家電製品を買うこととなります。

つまり、SNSを活用して買い物をしたい消費者を、来店から購買まで囲い込むことができるのです。

 

今後の課題

 

ただ、課題はあるようにも思えます。

店内で写真撮影ができるという物理的な環境整備は、他の大手家電量販店であれば容易にマネできるように思えます。つまり、ヨドバシカメラの「全店内で写真撮影ができる」という売り場づくりでの差別化は、短期的なものになるかもしれません。

もしそうであれば、ヨドバシカメラはどれだけ先行者利益を稼ぎ、次に繋がる打つ手を打って他店と差別化するかが、重要となりそうです。