売上は利益の源泉

売上は損益計算書の始めに出てくる項目であり、会社経営の目的であり、利益の源泉となるものです。会社は、売上を上げるために、経営活動を行います。言い換えれば、お客様に自社の商品やサービスなどを買っていただくために、経営活動を行うのです。

  • 損益計算書

売上の計上時期は

法人税で問題となるのは、売上の計上時期はいつにするか、です。売上の計上時期をいつにするかによって、損益計算書の売上高は変わり、法人税の課税対象となる利益が変わるからです。 商品や製品を販売した場合には、それら商品や製品を「引き渡した日」が売上の計上時期となります。サービスを提供した場合には、サービスの提供を「完了した日」が売上の計上時期となります。

「引き渡した日」とは

商品や製品を販売過程は下図のような流れが考えられます。これらの一連の流れにおいて、引き渡した日とは、商品や製品を出荷した日、または商品や製品を相手先が検収した日のいずれかになります。

出荷した日とは、具体的には、商品や製品を倉庫・工場から出荷した日、トラックに荷積みした日、船積みした日、となります。

この文章は平成27年1月1日現在の法令・通達に基づいて作成しています。会計・税法に詳しくない方を対象に書いていますので、できるだけ分かりやすくすることを意図しています。そのため、専門用語はできるだけ避け、また、内容も簡略化しています。この文章で記載されている規定を適用する場合には、必ず税理士など専門家にご相談ください。弊所でも相談対応させていただきます。 ― 無断転載禁止 ―

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